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今の私たちにできること、今の私たちがすべきこと

2011年4月12日


3月11日午後2時46分、東日本全体に未曾有の大災害が降りかかりました。震災直後は自らと家族、所員の身の安全にホッと胸を撫で下ろしていましたが、時間が経つにつれ報道から流される被災地の惨状を目の当りにして胸の詰まる思いでした。今回の震災で犠牲となられた皆様やそのご家族には心よりお悔やみ申上げるとともに、被災された皆様には一日も早く以前と変わらぬ平穏な生活を取り戻されることを心よりお祈り申上げます。


今回の大災害で、大自然の驚異の前には人間の力は為す術がないことを嫌になるほど思い知らされました。どんなに強固な堤防や防波堤を作っても、大自然は人智の想像を遥かに超えた規模で牙を剥いて襲い掛かってきます。津波が町を飲込んでいく映像が映し出される度に、背筋がゾクゾクと寒くなる思いになったのは私だけではないと思います。人が作り上げたあらゆる物が次々と流され、飲込まれていく映像はこれがまさか現実の出来事なのかと自分の目を疑いたくなるような光景でした。


大自然の驚異を感じながらも、大自然の力を持ってしても決して穢すことができないものがある事に多くの方が気付かれたのではないでしょうか。それは人の持つ美しき心です。被災された皆さんやそれを支え助けようとする皆さんが、大変な試練と困難に遭遇しながらもお互いに助け合い、協力し合い、励まし合いながら自らの事は省みずその困難と試練に立ち向かう姿を見て、多くの国民が感動し、勇気を与えられ、涙を流したのではないでしょうか。私自身も被災された皆様や被災地で活動されている皆様を心の中で応援しながら、実はその方々の頑張りに逆に励まされている自分を見ることができました。中小企業家同友会の仲間がこんなHPをメールで紹介してくれました。国内で投稿された心に残るつぶやきや、海外から寄せられた応援メッセージがまとめられたホームページ"pray for Japan"です。どうぞ皆さん是非読んでみて下さい。紹介してくれた仲間のメールには「涙が出てとまりません」と書かれていましたが、私も読んで泣きました。悲しくて泣いているのではありません。感動して泣いているのです。日本人の心の暖かさ、日本という美しい国に生まれ、そこで暮らせる事、日本人である事を誇りに思い感謝せずにはいられません。


これから国家の総力を結集して復興に取組む事になると思いますが、こうした中、今の私たちに出来ること、今の私たちがすべきことははたして何なのでしょうか。震災発生直後から現在まで自分なりに何が出来るか真剣に考えてきました。義援金やボランティアなどの一時的な支援も勿論重要だと思いますが、果たしてそれだけでよいのでしょうか。
自粛という重たい雰囲気が震災からしばらくは社会全体を包み込んでいました。犠牲になられた皆様、被災された皆様の心情を考えれば当然のことだと思います。しかし、過度の自粛は経済全体を萎縮させ、結果的に被災地の復興を遅らせることにも繋がりかねません。また、震災直後から報道やインターネット等を通じて様々な情報が流されていますが、これらの情報に対して私たちは過剰に反応し過ぎてはいないでしょうか。私たちの過剰な反応や行動が無意味な風評を作り出しているように思えてなりません。今の私たちがまず始めに心がける事は、「風評や報道で流される種々の情報や事象に対し、過度に反応することなく節度ある日常に戻ること」なのではないかと考えます。


被災地の復興の為に経済力が必要不可欠であることは言うまでもありません。その中でも、とりわけ地域社会を支える被災地企業が困難から立ち直り元気を取戻して、雇用を生み出すことができなければ、被災地の復興は有り得ないのではないでしょうか。一時的な支援だけでは被災して家族や家財、仕事を失った方々の将来の不安を拭い去ることはできません。被災地企業が元気を取戻すために、今本当に必要なことは果たして何なのでしょうか。今、何に困り、何を望んでいるのか。それを知るために、私たちは被災地企業の真の声や叫びを真摯に耳を傾けて聞かなければなりません。被災地企業の真の声を聞いて私たちにいったい何ができるのかを皆で一緒に考えましょう。一時的な支援だけではなく継続して支援できる様々な仕組を被災地企業と私たちの間で作ることが必要なのではないかと私は考えています。


試練と困難に立ち向かう日本が、力強く復興しより輝いた国に生まれ変るであろうことを確信しています。どんなに大きな困難や試練であっても、私利私欲を捨てて皆が協力し合い、一致団結して立ち向かえば、克服できない困難や試練などこの世には存在しないと信じて疑いません。しかし、その道のりは決して平坦ではありません。期間も長期に及ぶことが予想されます。それぞれの立場という垣根を越えて協力し合うことが何よりも重要なのです。東北地方だけの復興と考えず、日本全体の復興と考えましょう。今後の日本の将来は今の私たちの行動いかんにかかっています。一人一人が真剣に考えなければなりません。今の私たちに出来ること。今の私たちがすべきことを。


阿久津公一

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