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ガンバル源③

前回のガンバル源②の続きです。


時期はいつ頃だったか記憶は定かではありませんが、不動産業界の水にも徐々に馴染んできた頃、当時の上司と2人だけで酒を飲む機会があり、その時上司からこんな質問を聞かれました。

「アクちゃん。お前金貰わなくて仕事出来んの?」

私はとっさに

「出来ます!」と答えました。

前後の話の段落は忘れましたが、それを聞いた上司は烈火の如く怒り出し

「お前生意気言ってんじゃねえよ。」と

それから暫く連射砲の如く辛辣な言葉で叱り飛ばされました。

「お前たちの給料どこから出てると思ってんだよ!自分達の給料分も稼いで来れねえやつが一人前の口聞くんじゃねえよ!!」

酒の勢いも手伝って反論すればするほどその怒りは増幅していきとどまる所を知りません。
普段は余り人と争う事を好まない私なので、普段なら当たり障り無く合わせてしまうのが常なのですが、何故かこの時だけは珍しく反論をしてしまいました。
危うく取っ組み合いの喧嘩になりそうな険悪な雰囲気になりましたが、私が謝罪することでその場は何とか収まりました。
上司の指摘は当たり前で反論するような類の話ではないのですが・・・

「そんな事は改めて言われなくても解っている。頭では理解できても自分の心が納得しないのです。」

自分自身の心の中の呟きです。
この時の制御出来なくなった自分を分析するとすれば「きっと納得しない心が自分自身の現状に反旗を翻したに違いありません」表面上は「お客様第一」と謳いながらもその実は・・・
どこがお客様の為なのか、売らんが為に「お客様第一」とただ付けているだけではないか?
自分は何のために仕事をしているのか?
自分達の生活や存続の為だけに全力で頑張る事が出来るのか?
心の中の葛藤は決して止む事はありませんでした。


心の中に常に葛藤を抱えながらも、日々襲い掛かってくる仕事をこなさなければ怒られるという恐怖感で働き、心の中の葛藤は酒で紛らわす日常です。
元々好きではない酒も知らないうちに人並以上に飲めるようになりました。
この当時は酒を飲んだと言うよりは酒に飲まれていたと言う方が適切な表現なのかもしれません。
深酒した翌日は必ずと言って良いほど飲んだ時の記憶が飛んでいます。
飲めない酒でも飲まなければ仕事のプレッシャーと心の痛みに耐えられずに負けてしまう。


酒を飲んでワイワイガヤガヤしている時だけは楽しい、がしかし酔いが冷めれば泥酔時の記憶が断片的に蘇ってきて恥ずかしさと情けなさで自己嫌悪に突き落とされる。
こんな生活から脱却して何かに全力で頑張りたくても何に頑張れば良いのか、その目標がどこにも見出せない。
物質的に貧しければ豊かになりたいという思いをエネルギーにこの業界で全力で頑張れるのかも知れないが、私にはそこまでの物質に対する飢餓は無い。
自分にとって全力で頑張れるエネルギーとは一体何なのであろうか。


「よく自分の為に頑張れ」という人がいるが、強烈な飢餓がない中果たして自分のためだけで人は全力で頑張る事が出来るのだろうか。
答えを見出せないまま流れに流され時間だけが過ぎていく。

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