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うちのMAS ノンフィクション月刊連載!

2010年8月17日

MAS事業化への想い Vol.2-2

経営シミュレーションでは会社は良くならない     ~導入時の戦略~

Main Author 宮田 洋平 【プロフィール
Client & Project Manager 阿久津公一【プロフィール

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著:阿久津公一

 

 導入時の研修でシステムの操作研修の他に、MAS監査サービスをどのようにして普及していくかという内容の経営サイクル研修も受講した。一緒に参加した仲間はこの研修を受けてMAS監査普及に対するモチベーションが高まったと語っていたが、逆に私は全く心が動かされることはなかった。当時は経営シミュレーションにしか思考回路が回っておらず、MAS監査サービスの本当の意義が理解出来ていなかったことが大きな理由ではあるが、それ以上にこのシステムを導入している多くの事務所が「MAS監査、MAS監査」とお題目のように唱えている中に入っていく事が何か洗脳をうけるような気がして拒否反応を感じたことは否定できない。導入時研修を全て受け終わりこれからどうしていくべきか。今のところアパレルの社長以外にこのようなサービスを求められている関与先は無い。このシステムを導入するのに要した費用は約250万円、所員2人の事務所の投資額としては決して安い金額ではない。何とかこのサービスを普及させて投下資本を回収したい。その為にどのような戦略を取るべきか。私なりの結論は、MAS監査サービスの一部を切り離して、今までの税務会計に意思決定会計(経営シミュレーション)をプラスしたサービスで付加価値を高め、新規の顧客開拓と既存顧問先の報酬アップにつなげるということであった。(現在のキャッシュフロー顧問が当時の戦略そのもののサービスである)

 

 会計事務所のサービスは過去の結果の取り纏めである過去会計(制度会計)が中心である。難解な取引や不揃いの資料、決算書作成に至る担当者や経営者とのやり取り等、決算に際しては色々な気苦労があるが、作成に至る細かい経緯を理解してくれる経営者は少ない。決算書を手にして経営者が考えることは、この決算書で銀行は金を貸してくれるのか。この決算で税金をいくら払わなければならないのか。経営者の興味は常に未来のことに向いているのに、会計事務所の視点は過去の処理内容に向いている事が少なくない。何故なら税務調査があった時にはその処理に関して説明を求められるし、処理が間違えていたり不適切な処理があれば修正を求められるわけであるから、会計事務所は過去の処理に関しては一定の責任がある。しかし未来のことに関しては会計事務所には責任はない。対して経営者は未来に対して大きな責任を背負っている。常に将来のことに目を向けるのは当然のことであり、過去を細かく振り返っている余裕は経営者には無い。経営資源の限られた中小企業経営者にとって唯一無二相談相手である会計事務所に、将来の方針や意思決定に関して助言やアドバイスを求めるのは自然の事である。しかしながらそれに応える事が出来る会計事務所の数は決して多くない。多くの経営者は、自社の経営内容をよく知る会計事務所に、過去の結果を踏まえた上で未来のことに対する、専門家としての適切なアドバイスを望んでいるはずである。私がこれから提供しようとするサービスは、まさしくこのニーズに対応するものであり、報酬体系をどうするかの問題はあるが、提供しようとするサービスは必ず経営者から支持されるはずだという確信が頭の中を支配する。今後の方針は固まったがそれをどのように具体化するか、その方法はまだ見出すことは出来ないでいた。



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