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うちのMAS ノンフィクション月刊連載!

2010年8月20日

MAS事業化への想い Vol.2-5

経営シミュレーションでは会社は良くならない      ~挫折から見えた正道~

Main Author 宮田 洋平 【プロフィール
Client & Project Manager 阿久津公一【プロフィール

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著:阿久津公一

私がこのシステムを導入した最大の理由は経営シミュレーションであることは何度も述べました。精巧な数値シミュレーションを作成して経営者に迷いの無い意思決定をしてもらいたいと言う願いからであり、それは会計事務所を営むものとして中小企業の経営を良くしてあげたい、中小企業の継続的成長、繁栄に寄与したいという強い想いが事業の根底に鉄板の意思として存在するからに他なりません。迷いの無い意思決定が会社を良くすることに直結すると思い活動してきたわけですが、結果はそうならなかった。アパレル会社の経営は経営シミュレーションを続けることで良くなったのか?結果はノーである。いつどのよう資金が必要になり、経営者の様々な意思決定によって会社の財務がどのように変化するのか。経営シミュレーションを続けることで社長の財務に対する知識が深まった事は間違いないと思います。この会社の当時の経営課題は、社内の意思疎通が円滑に行かないことによる過剰在庫の発生をどのようにして抑えるかでありました。MAS事業化がもしこの時出来ていれば、会社の商品発注の流れと過剰在庫が発生する原因を洗い出して、改善点を全体会議で揉んで過剰在庫が発生しない仕組み作りのお手伝いが出来ていたのではないかと思います。そうすれば現在の会社の状況は全く違ったものになっていたかもしれません。私はこの会社に対して大きな後悔があります。以前社長から第3者の立場として会社の会議に出席して意見を出して欲しい旨言われた事がありました。その話をされて私の腰は退けてしまいます。社長から助けを求められて何故その時グイッと内部に入っていく事が出来なかったのか。その理由はハッキリとわかっています。システム導入の際、早くシステムの操作を習得する為には、実際にやってみるのが一番手っ取り早いと考えて、練習のつもりで報酬は取らずに税務会計のサービスの一部としてこのシステムを提供していました。いざやってみると計画を精巧にし過ぎた為、資料作成に時間がかかりすぎます。シミュレーションだけで既に手一杯のところにプラスして、経営会議にも出席ということになればマンパワーが絶対的に不足するのは明らかでした。当時の私の事務所では社長の希望に応えるだけの力が無かったのです。

経営シミュレーションではなく、しっかり腰の入ったMASをサービスとして提供しようと思えば、税務会計の一部としての取組では限界があります。サービス内容をきちんと謳い、それに対する報酬をきちんと頂ける事業として取組む事が出来なければ、会社を良くしてあげたいという想いも所詮は絵に描いた餅で終わってしまいます。会社を良くして上げたいという想いを実現するにはMAS事業化は避けて通ることの出来ない道なのだということにこの時はっきりと気付きます。

それではどのようにしてMASを事業化していけばよいのか。MAP経営主催の研修やMAS導入事務所の成功体験談を発表し合うマップサロンには殆ど参加させてもらいましたが、その中で聞いた話にはMAS事業化をする為の具体的な方法論らしき内容は残念ながらありませんでした。勿論自前で具体的な方法論を考え出す力はうちの事務所にはありません。これからどうするべきか、今までと同じように数値シミュレーションだけでお茶を濁すか、それともMAS事業化に大きく舵を切るか。大きく舵を切りたくてもその舵が無い状態では切りたくても切れない。

今当時を回想してみると、システム導入当初「MAS監査 MAS監査」というお題目の中に入っていけなかった最大の理由は、MAS事業化に本気で取組むとしたら、これからの自分の税理士人生を全て賭けるぐらいの覚悟が無ければ実現しないことを本能が無意識の内に察知していたのかもしれません。

<次回の配信予定>
MAS事業化への想いVol.3 インターフェースとの出会い
 ① きっかけ
 ② MAS担当者養成講座
 ③ 何故か行動を起こせない
 ④ 事業化への課題

★ 次回シリーズは8月30日(月)より配信予定です!★乞うご期待♪

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