うちのMAS
サービス案内 事務所概要 所員紹介 インフォメーション よくある質問Q&A お問い合わせ
HOME > うちのMAS > インターフェースとの出会い ~MAS担当者養成講座~

うちのMAS ノンフィクション月刊連載!

2010年8月31日

MAS事業化への想い Vol.3-2

インターフェースとの出会い ~MAS担当者養成講座~

Main Author 宮田 洋平 【プロフィール
Client & Project Manager 阿久津公一【プロフィール

RSSで購読する
著:阿久津公一

期待を胸にMAS担当者養成講座東京8期生の申込みを済ませ開講を待ちます。開講
は平成21年8月6日から全7回の予定で行われました。全7回の講義のカリキュラ
ムは
 ⅰ財務報告会を軸としたMASニーズ発掘
 ⅱ経営コンサルタントの財務管理指導の視点1
 ⅲ経営コンサルタントの財務管理指導の視点2
 ⅳMASのマーケティングと経営計画策定指導
 ⅴ経営戦略コーチングのポイント
 ⅵ予実管理指導のポイントと継続契約管理
 ⅶMAS事業化計画
となっています。カリキュラムの中で私が特に印象深く残っているのは財務分析に関
する講義です。

財務分析に関しては、数値を扱うプロとしての自負がありましたので、わざわざいま
さら講義を受けなくてもと最初は感じていたのですが、コンサルタントの作成する財
務分析報告書を読んで、税理士の視点とコンサルタントの視点の相違に正直驚かされ
ました。会計事務所の財務分析は数値の比較が主になってしまい、深堀が出来ていな
い表面上だけの会社成績の結果発表的な分析が少なくありません。対してコンサルタ
ントは経営課題の発掘が財務分析の大きな目的ですから、経営活動の結果として表現
される数値に対する深堀と問題の砕き方が全然違うと感じました。「数値は行動の影
である」数値を変えようと思えば行動を変えなければなりません。会計事務所は数値
の良し悪しは専門ですから良く解ります。しかし何故数値が悪くなったのか?行動を
どのように変えたら数値は良くなるのか?その答えが簡単に出せるほど経営の深部に
食い込んでいる会計事務所は少ないと思います。

樋口講師から問われました。皆さんの事務所ではお客さんに財務分析をして会社の問
題点、改善すべき課題をしっかりと把握してもらい、改善に繋がるような気付きを与
えていますか。言葉が出ません。指摘はまさしくその通りだと思います。しかし私の
事務所尾を含め多くの会計事務所は、決算と月次監査ををこなすことで手一杯で、指
摘された内容には殆ど応えられていないのが現実だと思います。時間が足りない中で
財務分析を実践しようと思うと、どうしてもデータさえ入力すれば後は全部決まった
フォーマットで印刷される的な分析系ソフトに頼らざるを得ません。しかしそのよう
な分析ソフトでは本当の顧客の経営上の問題点、課題は何なのか、何をすればその課
題は克服でき会社は良くなっていくのかという経営の本質的な問題を炙り出すことは
出来ません。本質的な問題を炙り出すような分析を実施しようとするならば、数値を
読み解く相当の能力を身に付けた上で、おかしな数値を見つけたらそれは何故発生し
たのか、何をやろうとしたのか、ヒアリングを繰り返して深掘りしていく粘り強さと
経営の深部に入っていく勇気を持たなければなりません。報告書を作成するにしても
自分の言葉で表現しなければ相手により良く伝えることは出来ません。本気で取組も
うと思えばとても時間のかかる作業です。

講座の中で顧問先を一社選抜して財務分析報告書を作成するように課題が出されまし
た。自分の言葉で報告書を作成するということに慣れていない事もあり全13ページ
のボリュームの力作になってしまいました。要した時間も業務の合間合間を見て作成
したので合計で16時間程度は要したのではないかと思います。出来上がった報告書
を片手に顧問先に報告に出向きます。この労力をかけて作成した報告書が顧問先から
どのように評価されるのか期待半分恐怖半分の心境です。結果は喜ばれたと言うより
は感動されたと表現した方が適切だと思います。「今までこんなに丁寧にうちの会社
の事見てくれた税理士さんは他にいなかったです。」ヒアリング不足で作成した為、
コンサルタントの深彫りされた報告書には遠く及びませんが、報告書の内容よりも真
剣に会社の事を考えてくれる税理士が傍にいる、それを感じられた事の方が関与先に
とってより大きな価値があることだったのかもしれません。

自分自身で報告書を作成してみてその効果の大きさを実際に感じる事が出来たことは
大変な収穫だったと思います。会社の会計を見ている税理士の責務としても、MAS
受注の為の切り口としても財務分析を実施しなければいけないことは良く理解できま
した。報告書作成に慣れればボリュームと時間はもっと短縮されると思いますが、こ
れを今の業務の中に組み込むことは当事務所のマンパワーを考えたら到底不可能で
す。(講座を受講していた当時は私を含めて3名体制でした。)しかし何とかこれを
克服しなければMAS事業化の為の展望は開けません。MAS事業化の道の険しさを
改めて思い知らされたような気がします。

先日実施した経営計画発表会で「所員全員が財務分析報告書を作成出来るようになる
事」を来期の目標として掲げました。これを実現する為には私を含めた所員一人一人
のスキルアップと会計事務所の意識改革が必要不可欠です。目指すべき目標は高い。
しかし必ず登ります。皆ついてきてくれることを信じて。


※次回の配信予定は、9月6日になります。

最初から読む

お気軽にお電話ください!03-3649-5370 平日9:30~18:00頃まで メールでのお問い合わせはこちら!
HOME > うちのMAS > インターフェースとの出会い ~MAS担当者養成講座~