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うちのMAS ノンフィクション月刊連載!

2010年9月21日

MAS事業化への想い Vol.3-5

インターフェースとの出会い ~MAS担当者養成講座IV MASの価値~

Main Author 宮田 洋平 【プロフィール
Client & Project Manager 阿久津公一【プロフィール

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著:阿久津公一

会計事務所の経営サポートと言うと数値だけの経営計画と思われる方が非常に多いようです。私たちは会計事務所ですから軸足を財務会計に置くのは当然なのですが、経営者の関心は、売上・コストダウン・組織強化・人材育成・資金繰りと経営活動全般に及びます。財務会計の領域だけでは経営者の関心を喚起することも出来ませんし、共感も生まれません。財務会計から経営戦略、経営管理という領域に一歩踏み出すことによって付加価値が高く、経営者から本当に必要とされるサービスを提供する事が可能になると考えています。

中小企業の経営者に、会計事務所に望む税務会計以外のサービスは何かと問うと「経営に対する的確なアドバイス」と答える経営者が多いそうです。何故、経営者は会計事務所に経営アドバイスを求めるのでしょうか。それは長い期間を顧問として関与する会計事務所だからこそ、企業を熟知し本当に必要な事は何なのかを考えてくれているという期待値の表れに他なりません。20名程度までの社員数の中小企業にとって、顧問と呼ばれる存在は税理士だけという会社が圧倒的多数だと思います。この規模の会社が別に経営コンサルタントに経営サポートを依頼するということは費用対効果を考えても現実的ではありません。そう考えれば20名程度までの規模の会社の経営サポートが出来るのは、経営者にとって身近な存在で継続的関係が前提の会計事務所しかないのですが、残念ながらその期待に応えられていないのが現実です。そもそも経営サポートに取組んでいない会計事務所の方が多数だと思いますし、取組んでいたとしても数値レベルの指導が主流で、なかなか行動レベルにまで踏み込んで深堀した指導を実践している会計事務所というのは本当に希少の存在だと思います。会計事務所の組織体制の問題や業務の特性上、経営サポートに対する取組が難しい部分もあるのは事実ですが、社会のニーズが目の前に広がっているのが解っているだけに惜しい気がします。

講座を一通り終了して、MASというサービスは具体的に何をし、そのサービスの価値の本質はいったい何なのかを自分なりに考え、頭の中を整理してみました。MAS業務のサービスの骨組みは「MAS監査サービス」をお読み頂ければイメージはつくかと思います。取組むべき課題は会社それぞれで違いますが、サービスの骨組みは変わりません。まず最初に行うことは財務分析です。財務分析は人間の身体に例えるなら健康診断です。健康診断で会社の良いところ悪いところを炙り出し、悪いところ(異常値)が見つかればその原因を徹底的に掘り下げて(ヒアリングを重ねて)その原因を特定していきます。次に行うのが中期経営計画の作成です。自社の良いところと悪いところを把握した上で数年後の目標(会社理念、ビジョン、事業領域、数値目標、行動目標等)を書にして表します。中期経営計画を作成したら、今度はその目標を達成する為に今年一年何をしなければいけないのか、具体的数値の目標を書に表した単年度計画を作成します。ここで気をつけなければいけないのがただ単なる数値計画だけでは意味がないということです。数値を変える為には行動を変えなくてはなりません。数値を変える為に今年一年各個人が具体的に何を何時までにどの位しなければいけないのかの行動計画がセットで示されて始めて意味のあるものになるのです。中期と単年度の経営計画を作成しただけで満足してしまったのではMAS監査サービスの本質に触れることは出来ません。計画を作成したら予実管理を行い、行動が計画通りに実行されているのか、行動の結果の数値がどのようになっているのか常にチェックしていかなければなりません。目標と実績を比較しその差を常に確認しておくことが何よりも重要なのです。何故ならこの差こそが会社と個人にとっての課題に他ならないからです。何故このような差が生まれたのか、原因は色々と考えられますが、常にその理由を深く掘り下げ差が生まれた原因を特定していく事が必要です。原因が特定できたら皆の知恵を振絞ってその原因を克服する為の改善策を講じて次に繋げていけばよいのです。地道な努力で派手さはありませんが、このような努力を繰り返し繰り返し続けていく事によって、その過程の中で人が育ち、組織は鍛えられ、目標に向かって全社一丸となって取組む強い経営態勢を作り上げる事が可能になるのです。「ローマは一日にしてならず」という言葉があります。それと同じように良い会社、強い組織も一日で作り上げることは出来ません。良い会社を作り上げるのに打ち出の小槌は存在しません。コツコツコツコツとした地道な努力の積重ねこそが会社を良くする為の唯一無二の特効薬なのです。そうした努力を続ける為に必要な長期的視野に立った仕組作りのお手伝い。これこそがMAS監査サービスの本質的価値に他ならないのです。

MASとコンサルタントと誤解される方が多いのですが、私たちは特化されたコンサルタントのように全ての問題に対し解決能力を有しているわけではありません。コンサルタントは短期的スパンで課題に対して成果が出るように指導していくようですが、MASは違います。MASの目的は経営管理機能を強化し、経営管理の仕組を社内に作り上げ根付かせる事に他なりません。コンサルタントと違い長期的視点に立った取組が中心になります。

MASの真の価値はコンサルタントのような成果物のみにあるのではありません。成果物は当然重要ですが、それ以上にどうやったら会社が良くなるかを経営者、幹部社員と一緒になって真剣に悩み考えてあげたり、経営者自身が答えを導き易いように頭の中をスクリーニングしてあげたり、組織の眠っている力を最大限に引き出し組織に火を点けて活性化してあげたりという、成果物を作成するプロセスから派生してくる様々な変化や気付き、担当者との信頼関係という目に見えないソフト面の方が経営者からすればより重要な価値なのではないでしょうか。

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